超高層マンションといえば、長い間ほぼ正方形の立方体が中心でした。建築技術の関係や敷地を有効に使うためにも、この形が主流にならざるを得なかったのです。まさにタワー型のこのタイプの場合には、タワーの中央にエレベーターがあって、ホールを取り巻くように住戸が配されます。仮に、上が北で下が南とすれば、北側の中住戸にはまったく日が差さないことになります。北側でも角部屋なら朝夕には日が入りますが、中住戸はそうもいきません。この差は当然、価格にも反映され、北側、それも中住戸はかなり安く設定されるのですが、それでもやはり人気が低くなってしまいます。営業担当者が予算に多少問題のありそうな人に、積極的に勧めることになりますが、その努力の甲斐もなく売れ残ってしまうケースが少なくありませんでした。