初期のユニクロを支えたのは、中学・高校生の男子である。低価格で勝負しているうえ、トレンドに沿った商品も大量にそろい、セルフ販売で買いやすかったからだ。しかし、仕入れ先はバラバラで、残品などをまとめて安く仕入れるから、悪い商品も混ざってくる。安かろう、悪かろうのイメージが強かった。「店の近くに捨てられたうちの袋がたくさんあって、ユニクロで買ったことを隠したいのだな、と暗い気持ちになったものです」このイメージを払拭できるのが、原宿ブレイク後なのである。そういえば、「東京人」副編集長が、次のように書いている。「最近おもしろい法則に気づいた。地方に住んだ経験があり、その近くにユニクロの店があった場合、ユニクロの服を東京で着ることにかたくななまでの拒否感をもっている人が多い。「ユニクロ」=「都会的でない」という思い込みがあるようなのだ。だが、今はいろいろな選択肢がある中で、あえてそれを選ぶのが「おしゃれな」状況。東京でユニクロを着るかどうかで、その人の都会度が試されるのかもしれない」